刺激を与えて細胞を制御する―生命科学における究極的なテーマといえます。生物学の教科書を紐解けば、生体が外部刺激に応答する現象は古くから議論されています。そのメカニズムは分子生物学の発展と共に次々と明らかにされ、その事実に基づいて細胞の生命活動の制御が行われてきました。合成化合物(薬剤)や紫外線の影響などは、生物学者の間で議論されています。近年、大気圧条件下で室温程度のプラズマ(大気圧低温プラズマ)を生成する技術が発展し、工学者がこの大気圧低温プラズマを用いた、生物学・医学・農学分野への応用研究を始めました。プラズマ刺激で細胞を制御する新しい試みであり、そのメカニズムが活発に議論されています。
細胞の生命活動を自在に制御するには、どうしたらよいでしょうか。本ワークショップでは本学を含む国内外の若手分子細胞生物学者とプラズマ物理学者とが一同に会して議論します。今回構築する人的ネットワークを通し、本学を核とした異分野融合研究の進展を目的とします。本ワークショップは、文部科学省 研究大学強化促進事業の支援を受けたものです。
- 日時:平成29年3月6日(月)13:15 ~17:10、 7日(火)9:40 ~12: 10
- 場所:物質創成科学研究科E207・208演習室
 ※キャンパスマップの11番の建物の2階にあります。
- 申し込み不要:当日会場までお越し下さい
- 連絡先:小林 未明(奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科)
 E-mail: mime@ms.naist.jp
プログラム
平成29年3月6日(月)
| 時間 | 内容 | 
| 13:15 | 開会の挨拶 | 
| 13:20 - 13:35 | 小林 未明(NAIST・物質) 「刺激を与えて細胞を制御する」 | 
| 13:35 - 14:15 | 清水 鉄司(terraplasma) 「大気圧低温プラズマを用いた臨床応用」 | 
| 14:15 - 14:45 | 松井 毅(理化学研究所) 「皮膚表皮バリアの形成機構」 | 
| 14:45 - 15:15 | 熊谷 慎也(豊田工業大)/小林未明 「Plasma-on-Chip: 一細胞にプラズマを照射する」 | 
| 15:15 - 15:30 | 休憩 | 
| 15:30 - 16:10 | 板鼻 康至/板鼻 陽子(Duke-NUS) 「細胞のグルコースを感知する新機構の解明」 | 
| 16:10 - 16:40 | 呉 準席(名城大) 「紫外吸収分光を用いた液中のラジカル測定」 | 
| 16:40 - 17:10 | 高木 博史(NAIST・バイオ) 「酸化ストレス耐性機構に基づく酵母の高機能開発とプラズマ刺激への期待」 | 
平成29年3月7日(火)
| 時間 | 内容 | 
| 9:40 - 10:10 | 稲田 のりこ/高橋 直紀(NAIST・バイオ) 「プラズマ刺激による植物の細胞分化制御 〜今後の展望と課題〜」 | 
| 10:10 - 10:40 | 荻 朋男(名古屋大) 「DNA修復・損傷応答機構の異常により発症する疾患の病態解明」 | 
| 10:40 - 10:55 | 休憩 | 
| 10:55 - 11:25 | 太田 貴之(名城大) 「農業利用を目指した生体へのプラズマ照射効果」 | 
| 11:25 - 11:55 | 春田 牧人(NAIST・研究推進機構) 「細胞観察用小型蛍光イメージングシステムの開発」 | 
| 11:55 - 12:05 | 閉会の挨拶 | 




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