先端科学技術体験プログラム「視覚の不思議 みんなで作ろう、巨大フォトモザイク」を開催(9/20)

イベント報告 2008/09/20

 9月20日(土)、地元奈良県生駒市との共催による先端科学技術体験プログラム「視覚の不思議 みんなで作ろう、巨大フォトモザイク」を、大学の近隣に所在する生駒市北コミュニティセンターにおいて、開催しました。

 このプログラムは、地域貢献事業の一環として、本学の若手教員等が講師となり、先端科学技術を実際に体験してもらおうと市内の小学4、5、6年生を対象に平成14年度から毎年実施しているものです。

 今年度2回目の実施(5回実施予定)となる今回は、生駒市内の4年生以上の小学生21名の参加があり、デジタルカメラの写真画像をタイルのように たくさん並べて、まったく異なる大きな一つの画像を作る「フォトモザイク」に挑戦しました。参加者は、まず初めに、講師の情報科学研究科の天野敏之助教から、フォトモザイクとその仕組みについて、わかりやすく説明を受けた後、フォトモザイクに使用する写真を用意するため、班に分かれて、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話を片手に、センター内外を自由に撮影しました。 撮影が終わると、班で持ち寄った画像データをパソコンに取り込み、ソフトウエアを使ってフォトモザイクを作成しました。出来上がったフォトモザイクは、参加記念として、一人一人印刷し手渡されました。子供たちは持ち寄った写真や会場で撮影された沢山の写真から、アニメのキャラクターや自動車、風景写真などが出来上がったのを、不思議そうに眺めていました。

 最後に、参加者全員で持ち寄った画像データ1000枚以上で一つの大きなフォトモザイクを作成しました。1枚1枚の写真が、パズルのように組み合わさっていくのを、興味深そうに眺め、友達同士で何が出来上がるのかを予想し合って、大いに盛り上がりました。

 フォトモザイクは視覚的に分かりやすい一方、フォトモザイクが一枚の画像として知覚される仕組みには人間の視覚や脳の認知など、その説明には先端の科学が必要であり、子供たちの科学に対する興味をより深めることができる良い機会となりました。

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