バイオサイエンス研究科の齋藤大介元助教が、文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞

受賞 2013/04/08

バイオサイエンス研究科の齋藤大介元助教が、平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞することが決定しました。
「若手科学者賞」は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究など、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者について、その功績を讃えるために贈られるものです

受賞者
齋藤 大介(37歳)
 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 元助教
 (平成25年4月1日~ 東北大学大学院生命科学研究科特任助教)

受賞テーマ
「自律神経系の形成機構の研究」

業績
自 律神経系は動物の体温、呼吸、消化など、生命活動の根幹を制御する非常に重要な神経系である。自律神経システムの形成機構を明らかにすることは、その生理 機能の全貌を明らかにするうえで必須の課題であるにもかかわらず、ほとんど理解されていなかった。我々は自律神経システムの構成要素である交感神経と副腎 の発生機構を明らかにすることに成功した(Saito et al., Science 336; 1578, 2012)。

受賞についてのコメント
こ の賞をいただくにあたり、主要業績論文の作成にご指導いただいた高橋淑子教授をはじめとする旧分子発生生物学研究室のメンバーの皆様、本賞にご推薦くだ さったバイオサイエンス研究科の先生方、研究を裏で支えてくださった事務の皆様、そして家族に感謝いたします。微力ではありますが、日本国の科学技術の発 展に貢献できるよう、今後も精進して参る所存であります。

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