インドネシアオフィス開設記念シンポジウムをボゴール(インドネシア)で開催 (2016/08/22)

イベント報告 2016/09/01

 平成28年8月22日(月)、本学「インドネシアオフィス」の開設を記念し、インドネシアのボゴールにてシンポジウムを開催し、同国の諸大学や政府機関、また同国に拠点を置く日系企業などから、多くの参加者がありました。

 開会の挨拶で、小笠原直毅学長は、これまでの本学とインドネシアのつながりに触れ、「インドネシアオフィスが果たす役割に今後も期待している。」と述べられました。続いて、ボゴール農科大学スハルディヤント学長は、国内外の産官学連携を通して同大学が発展してきた経緯を紹介し、本学のインドネシアオフィスが、同大学との教育研究連携の要になることを強調されました。

 同大学のマッティク前学長は、2007年から続く本学との関係を紹介され、共同研究や教員派遣、学生交流などの活発な活動こそが、両大学間の交流の成功の証であると述べられました。さらに、同国研究・技術・高等教育省のジャロト研究開発システム課長は、科学技術分野における高度人材の育成が同国における最大の課題であり、国際共同研究を通じた研究開発の促進により、社会や経済の発展をもたらすと述べられた上で、本学のインドネシア人修了生の活躍とインドネシアオフィスの可能性を讃えられました。

 そして、在インドネシア日本国大使館山口敬一一等書記官は、本学がこれまでにインドネシアの高度人材育成に果たしてきた役割を紹介され、インドネシア人修了生が本学と各大学、ひいては両国の架け橋となることへの期待を寄せられました。

 また、片岡幹雄理事・副学長が、本学の概要説明を行ったほか、井上美智子教授が情報科学研究科を、髙木博史教授がバイオサイエンス研究科を、そして垣内喜代三教授が物質創成科学研究科をそれぞれ紹介しました。

 午後からは、本学のインドネシア修了生であるウトゥト・ウィディアスツティ氏がボゴール農科大学、イェクティ・アシ・プルウェストリ氏がガジャマダ大学、レトノ・スプリヤンティ氏がジェンデラル・スディルマン大学および周辺の諸大学、そしてアリー・ヤヌアル氏が同国諸大学の紹介をするなど、修了生の教育研究における活躍が発表されました。

 会場では、本学の教育研究の取組みについて活発な質疑応答が交わされ、本シンポジウムは盛況のうちに閉会しました。

NEWS & TOPICS一覧に戻る