バイオサイエンス研究科の鳥山道則助教が平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞

受賞 2017/04/11

 バイオサイエンス研究科の鳥山道則助教が、平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「若手科学者賞」を受賞することが決定しました。本賞は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を表彰するものです。

 なお、表彰式は、4月19日(水)、文部科学省3階講堂にて執り行われます。

受賞者
 
鳥山 道則(37歳)
  現職 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス研究科 助教

受賞の対象となった研究業績
 
「細胞外シグナルが制御する組織形成機構の研究」

受賞研究の概要
 細胞外シグナルによる細胞機能の制御は組織形成、恒常性の維持など多様な生命現象に必要とされますが、未だ不明な点が残されています。本研究により、細胞外シグナルによる神経軸索の伸長機構を明らかにすると共に、細胞外シグナルの受容と伝達に必要とされる一次繊毛の形成機構とその形成不全による疾患発症の分子機序を見出しました。本研究成果は、細胞外シグナルによる細胞応答の基本原理の解明につながると共に、疾患の発症機序の理解に貢献できると期待されます。

受賞についてのコメント
 この度は、このような栄誉ある賞を受賞することができ大変光栄に思います。今回の受賞は、これまでに指導してくださった稲垣直之教授(本学バイオサイエンス研究科)、John Wallingford教授(テキサス大学オースティン校)、並びに本賞にご推薦くださった本学バイオサイエンス研究科の先生方のご協力の賜と深く感謝しています。今回の受賞を励みに、更なる研究の発展に貢献できるよう、一層頑張って参りたいと思います。

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