3月8日（金曜日）、2023年度海外FD（Faculty Development）研修報告会をオンラインで開催しました。

　海外FD研修は、教員の英語による教育・研究・研究室マネジメント能力を高め、本学全体の教育の質を向上させることを目的に平成16年度から実施しています。
　今年度は3名の教員(澤邊 太志助教（情報科学領域）、Raula Gaikovina Kula准教授（情報科学領域）、若宮 翔子准教授（情報科学領域）)を海外へ派遣しました。澤邊助教はフランスのINRIA、イギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アート及びグラスゴー大学、Raula Gaikovina Kula准教授（情報科学領域）はイギリスのユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、若宮翔子准教授（情報科学領域）はドイツ人工知能センター（DFKI）及びフランスの西ブルターニュ大学等でそれぞれ一週間程度ラボステイし、そこで得た学びについて報告されました。

　一例として、授業のあり方の違いや、研究室の環境について、日本と異なる点が多くあり参考にしたいといった前向きな意見が挙げられました。

　最後に、塩﨑一裕学長からそれぞれのステイ先と本学とで異なっていて今後の研究室運営に活かしたいことについて質問され、参加者からは教員と学生の距離感をより身近に感じてもらえる雰囲気づくりや、昼食やコーヒーブレイクなどカジュアルな場面を活用し、リラックスした状態で研究について議論する場をつくっていきたいとの意見が述べられました。今回のFD研修で得られた経験が、本学の益々の国際化や発展へとつながることが期待されます。