イベント報告 2025/04/28
4月23日(水曜日)、塩﨑一裕学長が大阪・関西万博2025を視察しました。
大阪・関西万博2025には、本学から5つの出展や技術協力を行っていますが、塩﨑学長はこの日、大阪ヘルスケアパビリオンで出展を行っていた3つのブースを視察しました。
AIロボットの活用で産業自動化を目指すロボットラーニング研究室のブースでは、松原崇充教授から、製品の表面を削る加工技術を自動で行う研削ロボットと、ごみ焼却施設のクレーンの自動化に向け、動きをシミュレーションする模擬ごみクレーンシステムが紹介されました。塩﨑学長は、実際に模擬ごみクレーンシステムを操作し、省力化や遠隔操作による作業リスクの軽減など、自動化を進める意義を体験しました。
サイバネティクスリアリティ工学研究室のブースでは、清川清教授から、現実世界に実在する扉を開くとバーチャル空間に入り込むことができる技術と、ヘッドマウントディスプレイを通して、食べ物の見た目を別の食べ物に変換させる技術が紹介されました。
後者は食事制限を行う人のQOLの向上などにもつながる技術で、見た目をそばに変換したそうめんを食べた塩﨑学長からも、「そばの風味を感じた!」と声が上がりました。
植物代謝制御研究室の出村拓教授は、大阪大学産業科学研究所の永井健治教授と共に立ち上げたスタートアップ企業、株式会社LEPとして「光る植物」を出展しました。屋内外の照明への実用化が期待されている技術ですが、今回の展示コンセプトは"未来の侘び寂び"。茶室を模した和室空間を「光る植物」がほのかに照らす幻想的な展示で、塩﨑学長は「光る植物」のやわらかい光の魅力を体感しました。
奈良先端大の大阪・関西万博、けいはんな万博への出展については、広報誌「せんたん」WEBでも紹介しています。