平成28年度のオープンキャンパス(高山サイエンスタウンフェスティバル)は終了しました。たくさんのご参加、ありがとうございました。
以下は平成28年度のプログラムです。
Welcome to 2016 Open Campus
情報科学研究科
「体験しよう、未来を支える最先端IT技術」
(体験型デモ、ポスター展示などによる研究紹介)
インターネットなどの通信・ネットワーク技術、それを支えるソフトウエア・ハードウエア、人間とコンピュータの間を取り持つ画像処理、音声処理、自然言語処理、ロボット技術などは、私達の生活をより便利なものにしています。情報科学研究科では、これらに関する最先端の研究を行っています。今回のオープンキャンパスでは、将来みなさんの生活で見ることになるであろう最先端の情報科学研究を、デモやパネル展示をまじえて、楽しく分かりやすく紹介します。
1.多様なロボットのデモ

ロボティクス研究室
ロボティクス研究室では、ヒューマノイドロボットや移動ロボットや双腕ロボットを使ったデモンストレーションや人間計測システムの展示をA棟1階の実験室(A111)で行っています。
2.隠消現実感(Diminished Reality)

視覚情報メディア研究室
映像中の不要物体をリアルタイムで取り除き、まるでその場に何もないかのような映像を提示する隠消現実感 (Diminished Reality) のデモンストレーションを行います。
3.全方位テレプレゼンス

視覚情報メディア研究室
ヘッドマウントディスプレイを通してあたかも別の場所にいるかのように周囲を見渡せる全方位テレプレゼンス技術を基に、拡張現実感技術を応用して、失われた建造物の在りし日の姿などを体験するデモンストレーションを行います。
4.倒せ!! 最強のサーバ !!

視覚情報メディア研究室
インターネット上のサーバは日々攻撃に晒されていて、さまざまな防御技術が開発されています。防御している状態と無防備な状態のサーバに攻撃して、違いを体験してみましょう。
5.交通シミュレーションの体験

モバイルコンピューティング研究室
人の移動や物の運搬など、道路交通は日常生活に深く関係します。好きな範囲を地図から選んで、道路の構造や車の流れをシミュレーション(模擬実験)してみよう!
6.日本語テキスト解析ツールと検索ツール

自然言語処理学研究室
日本語テキストに対し様々な言語情報(品詞情報、構文情報)を付与し、言語情報を元に文を検索するシステムを紹介します。
①日本語解析ツール「茶筌」「南瓜」
②コーパス検索ツール「茶器」
③日本語文法誤り修正システム「ちゃんとくん」
7.対話のスキルを学ぼう!~自動ソーシャルスキルトレーナ~

知能コミュニケーション研究室
他人と円滑な対話をするために必要なスキルをパソコンを使ってトレーニングするシステムを研究しています。開発したシステムの体験を通じて、話し方のポイントと、トレーニングのための技術を紹介します。
8.音声認識技術 -自動的に話し言葉を認識できる!

知能コミュニケーション研究室
基本的な技術を学 ぶことから始めて(例えば、「マシンから見ると人間の音声は?」ということや「音 声認識の課題は何?」など)、みなさんの言葉を理解できる音声認識システム技術を紹介します。
9.雑談対話システム コミュニケーションの壁を取り除く!

知能コミュニケーション研究室
人々は言葉を使い、様々なコミュニケーションを行います。特に雑談はお互い のことをよく知り、コミュニケーションを行う時の基盤となります。様々な内 容について、この雑談を自動で行う技術を紹介します。
10. 自動音声翻訳 -言語の壁を取り除く!

知能コミュニケーション研究室
世界では数千もの言語が存在するといわれています。自動音声翻訳は言語の壁を越えて円滑なコミュニケーションを実現する技術です。統計的手法を用いて、その場で声を認識し、様々な言語ペアに対する翻訳する技術を紹介します。
11.ビッグデータ -大量の電力データを見る

知能コミュニケーション研究室
けいはんな地区にある家庭には高性能な電力計であるスマートメーターが取り付けられています。この機械により1年間の計測で得られた大量の電力データを、たった5分でお見せします。
12.マルウェアに感染したらどうなる?

インターネット工学研究室
今や誰でもインターネットを使う時代になりましたが、スマホやパソコンを使っていると、ある日突然、マルウェアに感染してしまうことがあります。ここでは、マルウェアにパソコンが感染したらどのようになるかを、実演を交えて紹介します。
13.レゴ マインドストームによるLSIの信頼性体験

ディペンダブルシステム学研究室
コントローラを使用してレゴ マインドストームというロボットを操作するデモです。LSI に故障がある場合とない場合での操作の違いから、LSI の信頼性の重要性を体感してもらいます。
14.モバイルエージェントを体験してみよう

ディペンダブルシステム学研究室
モバイルエージェントとは、ネットワーク中を動き回るプログラムです。モバイルエージェントになったつもりで、その動作を体験してみましょう。
15.快適な生活のためのスマートホーム

ユビキタスコンピューティングシステム研究室
快適な生活を家がサポートしてくれる未来の家がユビ研にはあります。家と話せたり、行動を可視化できたり、訪問記録が出力できたり、リモコン一つで何でも操作できたり、家電が自動で動いたり!融合棟1Fでお待ちしてます
16.LEGOロボットによるモーションコントロール

知能システム制御研究室
Legoブロックとパソコンだけでロボット工作とプログラミングが手軽に体験できる教材Mindstormsを使って、様々なモーションコントロールのデモを行います。お子様向けから、大人にも興味を持っていただけるような題材まで、幅広く準備する予定です。
17.物体操作を学習するロボット

知能システム制御研究室(A111)
試行錯誤によって得た経験をもとに、様々な物体の操作を学習するロボットの研究紹介とデモを行います。
18.ビットコインの採掘を眺めてみよう

大規模システム管理研究室
分散型仮想通貨として注目されているビットコインの採掘に必要な計算を、 100台からなる大規模クラスタサーバを用いて行います。採掘の様子を眺め、ビットコインで用いられている分散システムについて学んでみましょう。*本物のビットコインは得られません。
19.スマートフォンによる避難誘導の自動化

大規模システム管理研究室
我々が普段使用しているスマートフォンを用いた避難誘導システムを紹介します。特に、避難者とスマートフォン、避難者のスマートフォン同士がそれぞれ連携することで、被災状況を迅速かつ自動的に推定し、危険度の低い避難経路を避難者に提示可能な仕組みを紹介します。
20.広域ワイヤレス給電

ネットワークシステム学研究室
「電磁誘導」の原理を利用すれば簡単に電力を無線で送れますが、実用化までには様々な工夫が必要です。このデモでは、その一工夫である広域無線給電技術について紹介します。
21.倒せ!神のBlokus Duo!

コンピューティング・アーキテクチャ研究室
ブロックスという対戦ゲームをコンピュータと遊べるデモを展示します。普通のパソコンよりとても小さいシステムですが、変幻自在の回路、FPGAにより侮れない力を発揮します。挑戦者大募集!
22.ソースコード都市を探索しよう

ソフトウェア工学研究室
ソフトウェアはたくさんのソースコード(コンピュータプログラム)からできています。ソースコード全体を都市のように3Dに可視化することで、ソフトウェアの全体像を探ってみましょう。
23.筋肉が出す電気で機械を操作しよう!

数理情報学研究室
ヒトの身体は、筋肉によって動きます。筋肉が縮むときに出る電気信号から、脳が身体をどう操作しようとしているか、読み取ることができます。このデモでは皆さんの腕から電気信号を読み取ることで、ロボットが操作できることを体験します。
24.ICTによるスマートライフケア

数理情報学研究室
近年の少子高齢社会において、患者、障がい者の自宅におけるライフケアの充実は重要な課題です。近年急速に発展している安価で性能の良いICTをうまく活用する必要があります。ここでは、KinectやWiiバランスボードを用いたスマートライフケアの研究紹介とデモを行います。
25.ヒトはどう運転する?安全な自動運転車のために

数理情報学研究室
自動運転車にもらい事故が多いのは、「普通の運転者」とは異なる動きが原因です。ヒトがどう運転するかを知り、予測することで事故を防ぐための有用なツールは数理モデルで、ドライビングシミュレータでデータを収集します。
26.ヘルスケア・エコロジーの体系化に向けて"KNApSAcK Family DB"

計算システムズ生物学研究室
医療、ライフサイエンス、生態系の研究に役立てるために食品・生薬をはじめとした動植物の網羅的なデータベース "KNApSAcK Family" を開発しています。1Fで内容のデモとその活用例の研究紹介を行います。
27.光線空間プロジェクション

光メディアインタフェース研究室
私たちの世界には光が満ちていますが、光そのものの特殊な性質に気付くことはあまり多くありません。この展示で紹介する、マルチプロジェクタによって計算で作り出した特殊な光の中では、スクリーンの位置を動かすことで、見える映像を変化させることができます。
28.ReDA:開発プロジェクトのソーシャル分析可視化ツール

生体医用画像研究室
ReDAは開発プロジェクトにおけるソーシャルデータを可視化する分析支援ツールです。オープンソースプロジェクトなど巨大な開発プロジェクトの各参加者の貢献度の分析に役に立ちます。
29.タブレット型拡張現実感"

インタラクティブメディア設計学研究室
iPadなどのタブレット端末を使って、バーチャルな付箋を目の前にある環境に貼りつけていくことができます。
30.形のわかるカメラ

インタラクティブメディア設計学研究室
私たちの身の回りには、光の性質のために、人の目には見えない様々な世界が広がっています。道具やカメラ、コンピュータの力を借りて、目には見えない光や、光の中に隠された情報を探してみましょう!
31.スクワットの達人

インタラクティブメディア設計学研究室
スクワットをしながら音楽を奏でよう!筋力の低下を防止するための貯筋運動を楽しく行うためのシステムです。
32.君は名医だ!医療ナビゲーションシステム

生体医用画像研究室
中身が見えない水槽(またはバケツ)の中にある物を超音波でスキャンして、その物が何かを言い当てます。超音波を使ってスキャンすると、少しずつ、その物が3次元の形状で画面上に映し出されます。復元された画像を見ることで、物体の識別(体内構造の識別・診断)が容易になり、3次元超音波システムによる医療診断の疑似体験をすることができます。※ミレニアムホールで体験プログラムを実施します
33.大型スクリーンと振動椅子による仮想ジェットコースター

視覚情報メディア研究室(学際融合領域研究棟2号館)
全方位撮影可能な特殊なカメラを使って映像を撮影し、視野を覆う巨大スクリーンと振動する椅子を組み合わせることで、仮想ジェットコースターを再現しました。
※当日会場で整理券を配布します。整理券が無くなり次第受付を終了します。