講座日程等

2019年10月5日(土)

13:45~15:00

「精密機械のように原沢タンパク質分子」

超分子集合体科学研究室
教授 廣田 俊(ひろた しゅん)

巨大分子であるタンパク質は生命活動を担っており、タンパク質の機能はその3次構造に基づいて精密機械のように制御されています。分子構造に基づいてタンパク質を新しくデザインして作る研究は始まったばかりですが、今後大きく発展することが期待されます。本講義では、タンパク質の精巧な仕組みとデザインについて紹介します。
15:15~16:30

「生き物にまなぶものづくり『バイオミメティクス』」

バイオミメティック分子科学研究室
准教授 安原 主馬(やすはら かずま)

長い歴史の中で、すべての生き物は環境に適合できるよう常に進化を続けてきました。バイオミメティクスとは、生き物がもつ優れた構造や機能にヒントを得て、高性能な新しいテクノロジーを生み出すアプローチです。本講義では、バイオミメティクスにもとづく機能性材料の開発についてその概念と展望を紹介します。

2019年10月12日(土)

13:45~15:00

「分子を観る・分子を操る」

凝縮系物性学研究室
准教授 服部 賢(はっとり けん)

走査トンネル顕微鏡法は分子を直接観ることができる数少ない手法の一つです。そこでは、固体表面への分子の吸着状態、吸着分子による表面の浸食反応などが原子スケールで分かります。更に局所刺激を加えることで分子を動かすこともできています。本講義では分子のミクロな世界を紹介します。

15:15~16:30

「触媒で有機資源を自在に変える!」

反応制御科学研究室
准教授 森本 積(もりもと つもる)

生活の中で利用している有用な合成化学物質や材料の大部分は、触媒を利用した多様な化学反応により合成されています。また、環境を汚染する物質の除去、無害化するためにも触媒が使われています。本講義では、化学合成から資源・エネルギー、環境分野まで多方面で利用されている触媒について、演者らの成果を中心に、基礎から最新のトピックスまで紹介します。

2019年10月19日(土)

13:45~15:00

「タンパク質分子複合系の特性と材料科学への展望」

分子複合系科学研究室
教授 上久保 裕生(かみくぼ ひろなり)

クモ系はタンパク質が集まってできた材料であり、化学繊維を凌駕する物性を示すものの、クモの大量飼育が困難なため夢の材料と呼ばれてきました。近年、国内のベンチャー企業が原料タンパク質の大量生産に成功し夢への扉が開かれました。本講義では、タンパク質分子複合系の特徴を概観し、材料科学への展望を紹介します。
15:15~16:30

「プラスチックで創る次世代の太陽電池」

有機固体素子科学研究室
准教授 辨天 宏明(べんてん ひろあき)

いろいろな色の光を吸収し、プラスやマイナスを運ぶことができるプラスチック材料でつくる太陽電池について紹介します。このような太陽電池は、印刷によって低環境負荷かつ低コストで生産できるため、エネルギー・環境問題の解決に資する科学技術として注目されています。

2019年10月26日(土)

13:45~15:00

「日常と分子のあいだ」

有機光分子科学研究室
准教授 荒谷 直樹(あらたに なおき)

日常生活で古くから使われている材料から最先端の素材まで、「炭素」はいろいろな場面で活躍しています。有機合成化学によって産み出される炭素材料のはたらきをミクロな視点で「観る」ことによって、優れた機能を発揮できる理由を一緒に考えます。
15:15~16:30

「コンピュータで見る化学反応の世界」

マテリアルズ・インフォマティクス研究室
特任准教授 畑中 美穂(はたなか みほ)

身近なものが壊れてしまった時、まずはどこが壊れたか確認し、そこを集中的に直しますよね?ところが化学物質のようなミクロな世界を見ることは困難です。そこで、コンピュータの中で化学物質の反応の様子を再現し、それを新しい物質の設計に繋げる試みがなされています。本講義では、化学反応のシミュレーションを元にした物質設計の事例や、今後の展望について紹介します。