[プレスリリース〕物質創成科学研究科 河口仁司教授と片山健夫助教および博士前期課程2年の大井智裕さんらの研究グループが次世代光通信のための高速光メモリーを初めて実現(2009/3/27)

研究成果 2009/03/30

次世代の光通信の実現には、直進する高速の光信号を自在に操り、一度に大容量の情報を扱える技術の開発が必要で、現在の光通信の限界を突破するとされています。物質創成科学研究科の河口仁司教授と片山健夫助教および博士前期課程2年の大井智裕さんらの研究グループは、同時に複数の光信号を扱える記録素子である光メモリー(光RAM)の開発に世界で初めて成功しました。

河口教授らは、これまで世界最高速、最低エネルギーで処理できる記録素子を開発し注目を集めており、今回はこれを4個接続しこれまでの4倍の4ビット(1ビットは情報の最小単位)の情報を同時に処理するメモリーができることを証明し、さらにビット数を増やせる可能性を示しました。この成果により、光メモリーの処理能力が大幅にアップし、超高速、大容量の光通信が期待できます。

この研究成果は、2009年3月22日から3月26日まで、米国・サンディエゴで開催され、世界の光通信、光エレクトロニクスの研究者が集まる 光ファイバ通信会議(OFC: Optical Fiber Communication Conference)で発表されました。

■プレスリリースの詳細は以下のページをご覧ください。

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