博士学位取得者に新たなキャリアパスを拓く ~大阪教育大学と連携して高度理系教員養成プログラムを実施~

2015/09/01

 奈良先端科学技術大学院大学(学長:小笠原直毅)は研究重点大学院として、大阪教育大学で平成28年4月から行われる、次世代型理系教員養成などの「高度理系教員養成プログラム(平成22年度から事業開始)」に参加することになり、人材育成に熱意のある理系の博士学位取得者や博士後期課程に在籍する学位取得予定者を対象に受講生の募集を始めます。

 このプログラムは、教員養成の教育大学である大阪教育大学を中心に、高度な研究能力と知識を備える人材の輩出源となる研究重点大学院の奈良先端大、教員の採用・人事や教育環境の整備を担当する大阪府教育委員会の3者が連携して行います。奈良先端大は、平成27年7月1日に大阪教育大学との協定を締結しました。

 その背景には、高度な理系教育が抱えるさまざまな課題があります。博士課程修了者にとって安定した就職の道を拓くキャリアパスの形成は深刻な問題です。一方で高校教員にとっては、理系人材養成のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業などでの課題研究の推進や、国際科学オリンピックへの参加など高度な知識や経験が必要な状況になっています。

 こうした理系教育が直面する大きな課題の解決の端緒にするとともに、次代を担う理系人材の育成と学校教育の充実を目指し、理数教育に指導的役割を果たし得る正規の学校教員(主に高等学校教員)として養成するためのプログラムです。

 つきましては、関係資料を配付いたしますので、取材方よろしくお願いいたします。

【本プレスリリースに関する問合せ先】
奈良先端科学技術大学院大学 キャリア支援室(キャリアパス・マネジメント部)
津嵜 憲治
TEL 0743-72-5136、FAX 0743-72-5139、E-mail career@ad.naist.jp 

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