最先端研究Now ~未来へつなげる科学技術~第28回奈良先端大産学連携フォーラム開催のご案内

2014/01/10

このたび、奈良先端科学技術大学院大学(学長:小笠原直毅)、奈良先端科学技術大学院大学支援財団(理事長:辻井昭雄)、および関西経済連合会(会長:森詳介)は、「第28回奈良先端大産学連携フォーラム」を開催いたします。

奈良先端科学技術大学院大学では、産学連携活動を推進し社会の発展に寄与するため、先端的な研究や独創的な研究を行っており、今回のフォーラムでは、奈良先 端科学技術大学院大学を設立当初から支援してきた関西経済連合会の会員をはじめとする企業や研究機関等に、大学の研究成果を発信する予定です。なお、講演 の際には、専門分野でない方にも分かりやすい解説を加えながら紹介します。

記者の皆さまにおかれましては、是非ともご取材いただきますよう、お願い申し上げます。

【日時】 平成26年1月22日(水)13:30~17:00
     ※13:00 ~ 受付開始

【場所】 関西経済連合会 中之島センタービル29階会議室
     (大阪市北区中之島6丁目2-27)
     参加費無料

【定員】 100名
     ※申込先着順で定員になり次第、締め切らせていただきます。

【プログラム】 
・挨 拶[13:30~13:40]
 奈良先端科学技術大学院大学 産官学連携推進本部 副本部長  久保 浩三   
・研究成果紹介講演[13:40~15:40]
 「バイオ・ビッグデータに挑む:健康維持のためのデータベース構築に向けて」
 情報科学研究科 教授  金谷 重彦   
 「免疫 ―高度に制御された生体防御システム―」
 バイオサイエンス研究科 准教授  河合 太郎   
 「フレキシブル環境発電のための材料探索:身の回りの排熱を電気エネルギーへ」
 物質創成科学研究科 特任教授  中村 雅一   
・コーディネータ自己紹介[15:40~16:10]
 「産業界と奈良先端大を結ぶ専門家から皆様へ」
 奈良先端科学技術大学院大学 産官学連携推進本部    
 西浦義万、藤井清澄、那脇勝、井上幸子、塚本潤子
・情報、意見交換会[16:10~17:00]

【申込先】 公益財団法人 奈良先端科学技術大学院大学支援財団 企画事業部
TEL:0743-72-5810 FAX:0743-72-5819 Mail:nitta@science-plaza.or.jp


<研究成果紹介講演要旨>

「バイオ・ビッグデータに挑む:健康維持のためのデータベース構築に向けて」
情報科学研究科 教授  金谷 重彦
  ヒトは食べ物から栄養を摂取し健康を維持しています。つまり、食べ物がヒトの体にどのような影響を与えるかということを把握し食生活を管理すれば、健康は 維持されます。この考えのもと、多種多様な食べ物それぞれがヒトの体に与える影響(例えば、タマネギは食欲増進に効果がある等)についての、データベース (KNApSAcK Family DB)の開発を進めています。
 本講演では、このKNApSAcK Family DBと、これから得られる体系的知見を紹介します。

「免疫 ―高度に制御された生体防御システム―」
バイオサイエンス研究科 准教授  河合 太郎
 免疫とは、ウイルスや細菌といった病原体の感染から身を守る為の生体防御システムであり、大きく自然免疫と獲得免疫に分けることができます。このうち自然免疫とは、病原体の侵入をいち早く認識し、炎症を引き起こして病原体を排除しようとするシステムです。
 本講演では、この自然免疫による病原体認識メカニズムや炎症反応の制御メカニズムについて説明し、本研究室の研究成果を中心に紹介します。

「フレキシブル環境発電のための材料探索:身の回りの排熱を電気エネルギーへ」
物質創成科学研究科 特任教授  中村 雅一
  人体や住環境では多くのエネルギーが活用されることなく排熱となっており、近年この排熱を電気エネルギーに変換するフレキシブル環境発電技術への期待が高 まっています。排熱のごく一部でも電気エネルギーとして収穫できれば、例えばヘルスモニタやセンサネットワークのための省電力電子回路を動作させることが できます。
 本講演では、熱電変換のための材料やその技術的背景およびシステムなどを解説し、我々のこれまでの研究成果の概要を紹介します。

【本プレスリリースに関する問合せ先】
奈良先端科学技術大学院大学 教育研究支援部 研究協力課 産官学推進係
担当 岸本、大石
TEL 0743-72-5064  FAX 0743-72-5015  E-mail k-sangaku@ad.naist.jp

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