創立25周年記念事業 第31回奈良先端大産学連携フォーラム「最先端研究Now ~新たな学際融合領域の創出を目指して~」開催のご案内

2017/01/13

 このたび、奈良先端科学技術大学院大学(学長:小笠原直毅)、奈良先端科学技術大学院大学支援財団(理事長:辻井昭雄)、および関西経済連合会(会長:森詳介)は、「第31回奈良先端大産学連携フォーラム」を開催いたします。

 奈良先端科学技術大学院大学では、産学連携活動を推進し社会の発展に寄与するため、先端的な研究や独創的な研究を行っており、今回のフォーラムでは、奈良先端科学技術大学院大学を設立当初から支援してきた関西経済連合会の会員をはじめとする企業や研究機関等に、大学の研究成果を発信する予定です。なお、講演の際には、専門分野でない方にも分かりやすい解説を加えながら紹介します。

 記者の皆さまにおかれましては、是非ともご取材いただきますよう、お願い申し上げます。

【概要】
名  称:創立25周年記念事業 第31回奈良先端大産学連携フォーラム
     「最先端研究Now ~新たな学際融合領域の創出を目指して~」


実施日時:平成29年1月30日(月)13:30~16:30
     ※13:00~ 受付開始

実施場所:関西経済連合会 中之島センタービル29階会議室
     (大阪市北区中之島6丁目2-27)

定  員:100名 
     ※申込先着順で定員になり次第、締め切らせていただきます。
     ※参加費無料

プログラム:
・挨 拶[13:30~13:35]
   奈良先端科学技術大学院大学 理事・副学長 横矢 直和

・研究成果紹介講演[13:35~15:00]
  「細胞の形態形成の数理」
    情報科学研究科 教授 池田 和司
  「生体膜をこえる蛋白質輸送の分子メカニズム」
    バイオサイエンス研究科 准教授 塚﨑 智也

・パネルディスカッション[15:05~15:45]
  「ユーザ指向型植物育成プロセスの実現に向けた根圏フローラの計測・理解・制御に向けて」
    情報科学研究科 助教 伊原 彰紀 / 情報科学研究科 助教 武富 貴史
    バイオサイエンス研究科 助教 晝間 敬 / 物質創成科学研究科 助教 岡田 豪
    京都大学 医学部附属病院 特定講師 山本 豪志朗
  【ファシリテーター】研究推進機構 研究推進部門 特任助教 村木 倫子


・研究推進機構の紹介[15:45~16:00]
   奈良先端科学技術大学院大学 研究推進機構 産官学連携推進部門 部門長 久保 浩三

・情報、意見交換会[16:00~16:30]


申 込 先:公益財団法人 奈良先端科学技術大学院大学支援財団 企画事業部
TEL:0743-72-5810 FAX:0743-72-5819 Mail:nitta@science-plaza.or.jp

協  力:公益財団法人 関西文化学術研究都市推進機構


<研究成果紹介講演要旨>

細胞の形態形成の数理
  情報科学研究科 教授 池田 和司
 多細胞生物は一つの細胞がさまざまな形態・機能を持つ細胞に分裂することで個体を形成する。すなわち、細胞の形態形成や機能分化には非対称性が存在する。しかし、形態と機能の関係についてはよくわかっていなかった。本講演では細胞の形態形成に対する数理的アプローチによる研究を紹介し、現象理解における数理モデルの有効性を示す。

生体膜をこえる蛋白質輸送の分子メカニズム
  バイオサイエンス研究科 准教授 塚﨑 智也
 オートファジーの研究で大隅良典教授が、ノーベル生理学・医学賞を受賞されるなど基礎的な研究の重要性が再認識されつつある。私たちは、蛋白質が生体内で合成された後、細胞膜をこえてどのように運ばれていくのか、その分子メカニズムの解明を目指した基礎研究を進めている。本講演では、私たちの最新の研究成果を紹介する。

「ユーザ指向型植物育成プロセスの実現に向けた根圏フローラの計測・理解・制御に向けて」
  情報科学研究科 助教 伊原 彰紀
 2016年4月から研究分野の異なる若手研究者(助教)が、それぞれの研究背景を生かした融合領域研究をスタートしている。具体的には、植物と相互作用する微生物群(フローラ)の植物成長への役割を明らかにするために、フローラの行動計測技術と植物成長の解析技術を検討している。本講演では、本プロジェクトの狙いと、分野横断型研究に対する若手研究者の意気込みをパネルディスカッション形式で紹介する。

【本プレスリリースに関する問合せ先】
奈良先端科学技術大学院大学 研究・国際部 研究協力課
担当:水城
TEL:0743-72-5064  FAX:0743-72-5015  E-mail k-sangaku@ad.naist.jp

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