受験生を主な対象として、「来たれ未来の女性研究者~企業・大学で活躍する方法教えます~」セミナーを行いましたが、13名の大学生の方々等に参加いただき、「すごく参考になった」「新しい道を考えることができた」といったご感想をいただくことができました。
また、別に広報ブースも設置していましたが、こちらにも何名もの方々に来訪していただきました。
託児室の方も5名の方にご利用頂きました。
平成22年12月13日(月)13:30~16:30奈良先端大ミレニアムホールにおいて男女共同参画室主催のシンポジウム『ワークライフバランスとキャリアアップ・新しい時代の働き方』を開催し、基調講演に帝京大学理工学部バイオサイエンス学科の篠村知子教授をお招きし、「21世紀を支える多様な人材への期待」について講演して頂くとともに、パネルディスカッションを行いました。
ご講演では、日立における企業研究者としてのご経験や、周囲からの理解や助けについての感謝から、女性割合が高い企業風土を持つ企業の利益率は高いといった傾向等から女性研究者が活躍できる環境への期待、さらには女性だけでな
く21世紀を支える多様な人材への期待、といった内容でお話し頂きました。
その後に行われたパネルディスカッションには、オムロン株式会社で本学OGの柳川由紀子氏をお招きし、奈良先端大の教授から研究生まで幅広い層の方々と共に『研究者のワークライフバランスについて』と題して議論を行って頂きました。皆様、端的なご発言を頂いたことで、ワークライフバランスの考え方・受け止め方が個人の状況によって大きく異なる事、周囲の理解を得ることが大切、といったことが明らかになったのではないかと思われます。また、会場からは、イギリスで勤務時間外に指導を求めた学生に対し、犬の散歩のために断った教授の話について、それを笑い話とみるか、当然の話とみるか、といった話題提供もあり、「ライフ」の部分だけでなく研究の「ワーク」としてのとらえ方を考える良い機会ができたのではないかと思います。
シンポジウム閉会後、本学大学会館2階にて、情報交換会が行われ、篠村先生を始め、出演者や来場者の方々が参加され、情報交換がなされました。
JST女子中高生の理系進路選択支援事業である奈良高専「女子中高生の理系進路選択応援プロジェクト」から理系ゴコロ探検隊(女子中学生3名、女子高専生3名、保護者、教員)の皆さんが情報科学研究科の井上美智子准教授の講座を訪問しました。井上准教授と講座の女子学生から、理系教員、理系学生の暮らしについての紹介があり、その後、いつ理系進学を決めたのか?理系でよかったこと/困ったことは?など探検隊の皆さんからの質問に答えつつ、和やかに会談しました。
◇参加者の感想
オープンキャンパス2010にて、情報科学研究科棟1Fに男女共同参画室広報ブースを設置しました。男女共同参画室の紹介映像や一時託児の中継を流すなど、男女共同参画室の活動紹介を主に行いました。また、情報科学研究科の井上美智子准教授を訪れていた「理系ゴコロ探検隊」の学生さんたちが参画室ブースに立ち寄ってくれました。ゲストハウスせんたん1F集会室では一時託児サービスを実施しました。
グローバルCOE国際シンポジウム開催時、バイオサイエンス研究科と協力して大学会館2F和室で一時託児サービスを実施しました。シンポジウム講演者の先生のお子さんなど3名の利用がありました。
受験生のためのオープンキャンパスの時に、物質創成科学研究科棟1Fに男女共同参画室広報ブースを設置しました。先端大に進学を希望している女子学生が訪れて、先輩女性研究者から色々なアドバイスを受けたり、男女共同参画室とはどういうところかと質問する学生に対して、参画室の活動が紹介・説明されたりしました。ブースにおいては、3月13日のサイエンス・フェスティバルの際に行われた託児の様子や、遠隔での実験指導を支援するシステムの様子をテレビ画面で紹介しました。事務局棟2F会議室では一時託児サービスを実施しました。