■第8回奈良先端大男女共同参画推進シンポジウム「日本人の働き方、外国人の働き方、そしてワークライフバランス」を開催しました
2015/11/19
11月19日(木)、男女共同参画室と情報科学研究科との共催により同研究科L1講義室において、シンポジウム「日本人の働き方、外国人の働き方、そしてワークライフバランス」を開催し、外部からの参加者も含め50名の出席がありました。
学長による開催挨拶の後、高橋美恵子氏(大阪大学教授)、森田雅也氏(関西大学教授)による講演が行われました。高橋氏は、スウェーデンが性別やライフコースにかかわらず人として尊厳ある暮らしが可能になる社会を目指して整備してきた両立支援策について、森田氏は、日本人の働き方を生活者の側面を置き去りにした無限定的な働き方から、介護や家事、育児などによる時間制約を前提とした働き方へシフトするための新しいマネジメントのあり方について講演されました。
引き続き行われたパネルディスカッションでは、松原崇充氏(本学情報科学研究科助教)によるオランダの研究者のワークライフバランスの実態に関する話題提供の後、パネリストと聴衆との間でワークライフバランスを達成するための研究環境の整備や研究成果の評価方法について意見交換が行われました。
参加者からは「学長の意見を直接聞くことができ、貴重な時間をすごすことができました。パネルディスカッションが良かったです」「周りのスタッフや学生の考え方(仕事の仕方)を変えるのは難しいと実感しますが、これから日本の文化や習慣が変わっていければいいなと思わせるいいシンポジウムでした」「『大学での男女共同参画』とは一つの学問分野である。社会学とか経営学の専門分野が行うべきもので現在子育てに困っている素人の理系研究者が行うものではないことがわかった」などの感想が寄せられました。
また、今後希望するテーマとしては「NAISTの教官による講演」「介護とワークバランスの関係性」といった意見がありました。
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