■第9回奈良先端大男女共同参画推進シンポジウム「多様性を受容する社会に向けて~大学院に求められること~」を開催しました
2016/12/02
12月2日(金)、物質創成科学研究科と男女共同参画室との共催により、ミレニアムホールにおいて、シンポジウム「多様性を受容する社会に向けて~大学院に求められること~」を開催し、外部からの参加者も含め192名の出席がありました。
物質創成科学研究科の山田教授による趣旨説明および学長による開催挨拶の後、渡辺美代子氏(国立研究開発法人科学技術振興機構副理事)、中岡義久氏(西大和学園高等学校校長)、森田雅也氏(関西大学教授)による講演が行われました。渡辺氏は、社会が大きな変化を遂げている今、いつ何が起きてもすぐに対応できるよう「多様な人がいること」「一人の中に多様な経験や多様な立場があること」「異なる人と協力できること」が組織の強みとなり、またイノベーションの源にもなると講演されました。中岡氏からは西大和学園高等学校の多彩な教育プログラムの紹介のほか、女子生徒を対象とした進路希望・仕事と家庭の両立に関するアンケート結果から中学生やその保護者を対象としたキャリア教育の重要性を、森田氏からはダイバーシティ・マネジメントの変遷とその意義についてお話いただきました。
引き続き行われたパネルディスカッションでは、以上の講師に垣内喜代三氏(本学物質創成科学研究科長)と服部賢氏(本学物質創成科学研究科准教授)が加わり、会場の聴衆とともに多様性を確保した研究環境の整備や中高校生の理系進路選択について意見交換を行いました。
参加者からは「女性に関するお話が多いと思っていたのですが、男女に関する話が多く面白かったです」「メリットの話しかされないが、デメリットもあるはず、その点も聞きたい」「もっと講演者との交流があったらよかったと思います」などの感想が寄せられました。
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