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第3回四條畷高校 英語研究発表会の実施(2023/7/27)

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 2023年7月27日(木)本学において第3回目となる四條畷高校の学生による英語研究発表会を実施しました。この取り組みは、同高等学校が科学技術系人材としての卓越した資質、能力を育成するプログラムの一環として実施している英語による研究発表において、CISS及び国際課が窓口となり、本学留学生による事前コーチング、当日発表を受けての質疑やアドバイス、研究室見学の受け入れを行っているもので、今回が第3回目となります。

 このプログラムへの留学生ボランティアを募ったところ、6名の留学生が事前のコーチングと当日のプレゼンテーション発表、研究室訪問受け入れに手を挙げてくれました。事前のコーチングはオンラインで行われ、留学生が高校生の英語発表を聞き、改善点を指摘したり、良い部分をもっと伸ばせるようアドバイスしたりして、本番を迎えました。

 当日は、4班18名の高校生と3名の引率教員が来訪し、本学からは職員や留学生が観客として見守る中、高校生のプレゼンテーションが行われました。テーマはそれぞれ「授業中の眠気を誘発する環境要因と解決策」、「カゼインプラスチックの強度向上」「シフト最適化with量子アニーリング」「植物乳液を用いた自然農薬の作成に向けて」で、各班はパワーポイントを使用したスライドをスクリーンに投影し、研究の目的や方法、結果について英語で発表を行いました。高校生たちは皆スライドや説明文をほとんど読み上げることなく堂々と発表していました。

 続いて質疑応答の時間が設けられ、当日見学に来てくれた、もしくはコーチングや研究室訪問を引き受けてくれた留学生から「なぜその研究テーマを選んだのか」や「その技術はどのような実用化が可能か。どのような企業で活用されることを想定しているのか」等の質問が飛びました。一方的に発表するのとは違い、高校生たちは聞き取れないときは「すみません、もう一度言ってください」と返したり、班員と相談したり、苦戦しながらも英語でコミュニケーションをとり回答している姿が印象的でした。本学からはバイオ・テクノミメティック分子科学研究室からMark Lester Viendo さんが、自身の研究内容や目標についてプレゼンテーションを行いました。

 学生らのプレゼンテーションが終わると、留学生の研究室へ移動し、教員や留学生が研究内容や本学の魅力について紹介しました。まず訪問したのはKok Sim Chan さんの分子複合系科学研究室で、高校生たちは研究内容について説明を受けた後、実際に実験を行っている部屋を見学しました。次に訪れたのはSergio De LeonさんとMario Carreonさんの所属するユビキタスコンピューティングシステム研究室です。研究内容の説明だけでなく、自分で自由に研究分野を開拓し新しい発見ができるのが大学院の醍醐味であるという留学生の言葉に高校生たちは熱心に耳を傾けていました。

 最後に参加証書の授与と集合写真撮影が行われ、研究発表会は閉会となりました。参加者の皆さんにとって本学での経験が、自らの可能性や進路選択の幅を広げることに貢献できていたら嬉しく思います。また、今日参加した高校生が科学に興味を持ち、将来本学に入学してくれることを楽しみにしています。

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班ごとに研究発表を行い、英語での質疑応答に対応する高校生たち
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自身の研究内容についてプレゼンテーションを行うMark Lester Viendoさん
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分子複合系科学研究室で自身の研究内容について説明するKok Sim Chanさん
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ユビキタスコンピューティングシステム研究室で自身の研究内容や本学の魅力について説明するSergio De Leonさん
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自身の研究内容や本学の魅力について説明するMario Carreonさん